京都市で作る
きぬ擦れの音、肌に触れたときの感触、動きに沿ってあらわれる陰影は上質な着物に袖を通したときに得られる悦びです。
私たちが追求する色や柄は着る人の個性を引き出し、着心地の良さや締めやすさは美しい着物姿を作ります。
全ての製品は京都市内で糸染めから製織まで行っています。多くを作れませんが、一つずつ丁寧な物づくりに努めています。
01
御召
今河織物は1912年に御召屋として創業いたしました。御召の着物は私たちの原点であり、今もより良い着物を目指して創意工夫を続けています。御召緯を使用することによる薄くて軽く丈夫な地風は、単衣にはもちろん袷にも使用していただけます。触れるたび、袖を通すたびにその手触りや光沢、デザインに木屋太の歴史を感じていただけることでしょう。
02
帯
およそ40年前に新たに作り始めた帯を「木屋太」と名付けました。御召や紬に似合うように作られた帯はモダンで締めやすいと好評をいただき、「木屋太」は今や弊社の屋号としてよく知っていただくようになりました。独自の織組織による、色や柄の豊富な風通織、フクレ織から金銀糸を使用した御召帯、軽く締めやすい経錦の八寸など和装産業において唯一無二の世界観をあらわしています。
03
コート
現当主がフクレ織の軽くてモダンな表情に惹かれて、コートを作り始めました。フクレ織は今では帯でも製作される木屋太の代表的な織組織の一つです。正倉院から伝わる経錦の織組織によるコート・羽織地と共に、すてきなお出掛け姿にしてくれるでしょう。
04
男物
広幅の男女兼用の御召や角帯は自らが着用する機会もあり、実験的要素が盛り込まれることもあります。カッコイイだけでなくどこか可愛らしさのあるデザインや一捻りある幾何模様、ワンポイントの着物等、多くの着物好きの方から好評をいただいています。
05
小物
アクセサリーを選ぶように着物を着るときも小物使いを楽しんでいただきたい、という想いを込めて製作しています。遊び心あふれる帯留めや羽織紐、弊社のこだわりぬいた色使いに合うように製作した帯締めや帯揚げは、いつもの着こなしに新たな魅力をプラスしてあなたの着物生活をより豊かにしてくれることでしょう。