2019.08.26

帯 OBI

風通織袋帯「スター丸紋」

 
 夜空に輝く星たちを意匠化したスター丸紋は、洋装のデザインに近いかもしれません。青い丸なのに満月を連想してしまいます。

 ミッドセンチュリーと呼ばれる1900年代中期のヨーロッパの家具の中からソファのファブリックに着想を得ました。ミッドセンチュリーのテキスタイルといえば、温かみと大胆さをあわせ持つ独特のデザインが特徴です。おおらかでグラフィカルな柄はモダンな着物スタイルとも相性がぴったりです。

 
 織技法は風通織(ふうつうおり)と呼ばれる、西陣の御召の機屋が復活させた織組織になります。
 二色の経糸(たていと)とそれぞれの色に合わせた二色の緯糸(よこいと)を使用して上下で二枚の生地を一枚の織物として織っています。その二枚の生地を上下に反転させることで柄を作っていくのですが、木屋太ではそれぞれの生地に異なる表現力を与えた独自の風通織になります。

 盛夏をのぞき袷の時期を中心に、ディナー、お月見、クリスマス等、コーディネートと小物使いで色々と着用シーンをイメージしていただけるのではないでしょうか。