経錦羽尺地「唐花献上文」

 経錦とゴブラン織りの中間のような織組織になります。正倉院の文様を青系四色の経糸により織りました。
 変わった言い回しになりますが、私自身にとってニュートラルな色があるとするとこの青色のような気がします。写真(上)の青色がシャワーのように降り注ぐ様子は今回の写真の中でも気に入っています。

 実はミラノでフォリサローネに参加する際に木屋太を紹介する一反として製作したものになります。ミラノでも美しいと評価をいただきました。

 表裏で色が微妙に変化しており、裏側も魅力的な発色をする織物なので、単衣のコートや羽織にして裏地をつけずにご着用することをお勧めしたくなります。
 コート用として3丈で製作しています。