久しぶりにblog風に(2020/10/01)
今でもblogを見てくださってる方もいらっしゃるようで、毎日のようにアクセスがあって驚いております。現在のホームページの方が画像のクオリティも高く、長文で商品の紹介をしています。また更新頻度では、昨年からインスタグラムでの投稿を毎日行っています。インスタグラムのオフィシャルは「kiyata_kyoto」で検索していただくとすぐに見つけていただけるかと思います。
それをわかっていてもblogを読んでくださってるのかもしれないので、今回は久しぶりにblogのように、木屋太というより私的な内容を書いてみようかな。
私の物づくりは私なりに時代の空気感を感じながら「欲しいけど見つからないもの」を形にすることだと思います。「欲しいし見つかるもの」はたくさんの中から安価で高品質な物を選べばいいですが、「欲しいけど見つからないもの」は探すのも大変だし、偶然に出会えても品質や価格が許容範囲かどうかわかりません。私が製造業を仕事にしたのはそんなフラストレーションを消費者として感じてきたからだったりします。
今年は何をやっても例年通りにはならない。そんな日々が続いています。私自身、4月には「空気感が掴めない。今は製作しても良い物が作れない」と感じてしまいました。「じゃあ、どうしよう?」と考えている時に、友人が不織布のマスクを洗って再利用しているというので、急いでマスクカバーを作ってプレゼントしました。非常事態にテキスタイルメーカーのできるささやかなことでした。「友人のように困っている人が居るだろう。〇〇さんや△△さん、お元気かな」と心配になったので、マスクカバーのプレゼントを行いました。「販売はしないの?」と聞かれますが、もうマスクは「欲しいけど見つからないもの」ではなく「欲しいし見つかるもの」になりました。私の仕事じゃないのかな?と思っています。
マスクという「欲しいけど見つからないもの」をプレゼントした後は、「そろそろ自分で納得できるものが作れるかも、でも再スタートとして自分が一番好きなものを作ろう」と鮮やかで透明感のあるブルーから作って今に至ります。
現在開発中の色々は驚かれるかもしれません。今年の混乱につられてこそ作ることが出来るのかもしれません。木屋太の名前では発表しないかもしれませんが、またご紹介しますね。
blogの後半という事で音楽のお話。写真はPrince "SIGN OF THE TIMES"(スーパー・デラックス・エディション)マニア向けアイテムです。私が「探してもみつからないものを作ろう」「新しい物づくりに挑戦する」のは彼の影響も大きいのでしょう。豪華なパッケージですがDISCの裏は傷がついている物も多そうです。私は交換してもらうつもりです。最近よく聞く邦楽はshowmore、久しぶりにはまった邦楽女性ボーカルです。お洒落で心地よい、ボーカルの抑揚のつけかたもグッときます。
物を作るなら、そのテンションでいる時間を増やす(その環境に身を置く)ことが1つの方法だと思います。私にとって音楽はテンション維持のための1つの装置で物づくりと直結しているのかなと思います。