「綴段市松」と御召の3パターン

     風通織袋帯「綴段市松」
 写真上:御召「七三もみ紙滝簾」(ディープフォレスト)
 写真中:御召「流水縞」(若草色)
 写真下:御召「縞の切替」(焦茶色)

「綴段市松」は陳列しておくよりも締めていただくと印象の変わる帯の代表になるのかな。培ってきた配色のセオリーが通じない…「感性で全力!」というふうに製作には体力を使う柄でもあります。

手に取っていただくより、私自身がご紹介させていただく事の多い帯なのですが、多色で意外とコーディネートしやすく、着姿を上品でポップにまとめてくれます。ということで3パターンでご紹介してみましたがお好みのコーディネートはございましたでしょうか?

御召「七三もみ紙滝簾」(ディープフォレスト)

弊社定番の地紋になります。着用シーンが多く、半幅帯から金糸を使ったセミフォーマル帯迄受け入れてくれる懐の広い御召になります。

北欧の深い森をイメージした色は弊社では「ディープフォレスト」と呼んでいる色になります。

1993年にグラミーを受賞した「DEEP FOREST」というフランスのバンドがあります。日本でもCMにも使われました。面白い音楽ですよ。

御召「流水縞」(若草色)

若草色の御召はHPでも紹介したことがあります。オリジナルの御召緯から製作した先染めの着物ではなかなか見かけることのない色です。

縦方向の緩やかなカーブが着姿になると優しさを感じる着姿を演出してくれます。

御召「縞の切替」(焦茶色)

紋織りで縞柄を作るなら…。というのが製作のきっかけでした。「使いやすくてお洒落」という木屋太で製作している御召を分かっていただける地紋になります。

焦茶色は木屋太の袋帯では定番の色で様々なバリエーションの焦茶色を製作してきました。この御召は少しピンクがかったセピアと焦茶色の中間の焦茶色になります。